トップページ > 安定供給への取り組みトップ > 秋田県産赤ささげの安定供給を目指して

秋田県産 赤ささげ の安定供給を目指して

秋田県産赤ささげの花

 日本国内で流通されている赤ささげ豆の9割が中国産です。国産の主力産地は岡山県で「備中だるまささげ」の名称で流通されています。
 弊社も通年、全国の市場へ備中だるまささげを納品していましたが3年前から相場が高騰して入手困難になりました。 消費者から食品の安心・安全が求められる現代、国産豆類の価値が見直されているのが現状です。
 そこでH18年5月に備中だるまささげを利用して秋田の試験栽培を実施しました。
 コンバインで一斉収穫できない品種ですので栽培は根気のいる作業ですが、魅力ある商品であることを担い手(生産者)に理解いただきました。
 弊社の役割は担い手へ安定した収入を保証し、市場へは値頃感ある価格帯で提供する橋渡しが本業務の目的とし、良品を確立することで秋田の赤ささげブランド化を目指します。

秋田県産赤ささげの契約栽培 基本情報

 種 子  備中だるまささげ
 播種日  平成18年5月20日
 面 積  約3反(2975㎡)
 生産者  加藤志和子
 撮影日  平成18年7月26日
 契約者  (有)鈴和商店

秋田県産赤ささげの契約栽培 圃場紹介

     

赤ささげの開花(綺麗な紫色です。)

 

未成熟の株

着莢の先端(莢平均9粒)

     

生産者の加藤さん

 

圃場全体風景

 

撮影日:平成18年8月2日

 

未成熟の株

 

秋田県産赤ささげの契約栽培 赤飯で【備中だるまささげ】と比較

【秋田県産ささげ】と【備中だるまささげ】を以下の条件で赤飯を作ってみました。

 もち米
1合
 ささげ豆
14g
 水
300ml


 
 ①鍋に良く洗った豆を入れ、水300mlで一度沸騰させる。
 ②沸騰したら弱火で20分加熱。
  ※途中豆が顔を覗かせるようなら水を少しずつ足す。
 ③②を豆と煮汁に分け、煮汁は冷ましておく。
 ④もち米を洗い、素早くザルにあげる。
 ⑤炊飯器に④のもち米と③の豆を入れ均等に混ぜる。
 ⑥炊飯器に付いている1合の目盛りまで煮汁を入れる。
  ※【おこわ用目盛り】があればそれに合わせる。
 ⑦お米に煮汁を吸わせる(約20分くらい)
 ⑧炊飯する。
  ※【おこわ】の目盛りに合わせた場合は【おこわ】で炊飯すること。
 
     
 
平成18年度産 備中だるまささげの赤飯
     
 
平成18年度産 秋田で栽培した赤飯
 

秋田県産赤ささげの契約栽培 【考 察】

・腹切れもなく色・つや・形状、全てにおいて問題なく食味はささげ特有の風味があり評価は良好。
・今年度産にかぎり天候が安定していたため備中産よりも粒形は大きく外観は丸く未熟粒が少ないことから、秋田の土壌と気候が赤ささげに適していると認識できた。
・選別歩留まりは44㎏の素俵に対して約3㎏平均の篩下(くず豆)が発生。
結果、製品歩留まりが良く生産者への対価が適正に維持できることで価格の安定を構築できる。

秋田県産赤ささげの契約栽培 【課 題】

・市場に対する認知度が薄いため3~5年計画で継続的な栽培と販売先を確保して輸入豆との品質差異を表現できる商材に仕上げる。
・トレーサビリティの準備、除草剤を使用しない自然に優しい栽培方法を確立する。
・消費者へのアプローチを継続して秋田発!赤ささげ豆のブランド化を図る。

秋田県産赤ささげを
お好きな量だけ卸し価格でお買い求めできる
↓↓--ショッピングサイトはこちら--↓↓


赤豌豆(あかえんどう)をお好きな量だけ卸し価格でお買い求めできるショッピングサイト